【20代・30代・40代女性】フリーランスの仕事一覧!資格・スキルなし・未経験でもフリーランスになるには?女性にフリーランスがおすすめの理由とは?

最終更新日:2024/01/18
作成日:2022/11/14

 

働き方改革やコロナ禍などの影響で、フリーランス人材が増えています。中でも、20代・30代・40代の女性が急増中です。今回は、スキルや資格がなくても可能なフリーランス職や需要が高いフリーランスの仕事一覧、仕事の獲得方法など、女性がフリーランスとして独立前に知っておきたい情報を一挙に紹介します。実際に活躍中の女性フリーランスの体験談も参考になるでしょう。

 

目次

■フリーランスとは?

 

■女性フリーランスの現状
(1)フリーランス男女の割合
(2)平均年齢
(3)平均年収
(4)平均労働時間

 

■女性がフリーランスで働くメリット
(1)ライフステージに併せて柔軟な働き方を実現
(2)事情やスキルに合わせてキャリアを選択可能
(3)人間関係の悩みが会社勤めより軽減

 

■【体験談】女性フリーランスの実態アンケート
(1)フリーランスとして働きだしたきっかけ
(2)フリーランスのメリット体験談
(3)フリーランスのデメリット体験談
(4)収入への満足度
(5)フリーランス活動への満足度と今後

 

■資格・スキルなし・未経験の女性におすすめの仕事一覧
(1)ブログ
(2)ライター
(3)電話応対
(4)営業サポート
(5)バックオフィス
(6)家事代行

 

■資格・スキルあり・経験者ならチャレンジしやすいフリーランスの仕事一覧
(1)編集
(2)デザイナー
(3)エンジニア
(4)コーダー・プログラマー
(5)コンサルタント
(6)マーケター

 

■女性がフリーランスの仕事を獲得する方法
(1)知人経由で受注
(2)フリーランス人材と仕事のマッチングプラットフォーム
(3)女性専用のエージェントを活用

 

■女性がフリーランスで活躍するためのポイント
(1)納期を厳守
(2)ポートフォーリオ・SNSアカウントの作成
(3)自己管理を徹底

 

■フリーランスになるのに必要な準備
(1)家族の理解を得る
(2)開業届を出す
(3)育児や介護で利用できる行政サービスを確認

 

■一歩上をいくフリーランスデビューがしたいなら
(1)スクールに通うのもおすすめ
(2)資金を貯蓄しコンテストに応募

 

■フリーランスという働き方は女性の活躍を後押しする効果も

 

 

女性フリーランスの現状

アンケートに答える 女性フリーランス

 

近年、20代・30代・40代と幅広い年齢層の女性の多くが、パートや派遣社員など非正規雇用で働くことを余儀なくされる状況が続いています。そんな中、フリーランスという働き方を選ぶ女性も増えていますフリーランスを簡単に説明すると、個人で仕事を請け負う「働き方」のことです。

 

現在多くの女性に選ばれている働き方、フリーランスを取り巻く現状について、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下、フリーランス協会)が発表した「フリーランス白書 2022」を参考に紹介します。

出典:フリーランス白書2022|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

(1)男女の割合

2020年度版の「フリーランス白書2020」では、全回答601名 に対して男女の内訳は、男性が46.3%、女性は53.6%となっています。「フリーランス白書2022」では、全回答者1236名のうち男性は50.3%と女性は46.1%と、若干男性の割合が増えたものの、ここ数年の男女比は、ほぼ半々の状態が続いている状況です。


出典:フリーランス白書2020|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

(2)平均年齢

年齢層の分布を見てみると40代がもっとも多く、36.4%です。30代が28.2%、50代が23.8%と続きます。20代は今のところ5%と、60代の6%より低い割合ですが、学生や社会人になって間もない世代が多いためだと考えられます。

 

働き盛り世代である30~40代が、フリーランスとしても活躍の場を広げているという現状が見えてきます。また、40代というと一般的に「子育てや介護の真っ最中」という人が少なくありません。子育てや介護を主に担いながら仕事を続ける場合、会社員より時間や場所に自由が利くフリーランスという働き方がフィットするのでしょう。

(3)平均年収

フリーランス白書2022のデータをもとにすると、1年で稼ぐ収入のうち「フリーランス活動を通しての収入が自身の年収の100%」と答えた人は7割を超えています。年収の80~90%をフリーランスで稼ぐ人も合わせると8割程度に上ります。

 

年収の内訳をみていくと、200万~400万円台がボリュームゾーンで全体の3割近く、200万円未満(21.6%)、400~600万円(17.5%)、600~800万円(11.2%)と続きます。800~1,000万円(8.7%)と1,000万円以上(8.8%)がほぼ同じくらいです。

 

ちなみに、自身が主な家計の担い手と答えた回答者は全体の49.1%と半数近くです。世帯収入の約半分と答えた回答者は26.5%、サポート程度(1~3割程度)と答えた回答者は17.6%です。

(4)平均労働時間

全回答者1,280名のうち、約半数が「月の平均労働時間は140時間以上」と回答しています。しかし、ボリュームゾーンである「140時間~200時間」が32.6%で、次に多いのが「100時間~140時間」で全体の17.5%です。「週4.5日程度、1日5~8時間をフリーランス活動にあてる人が多い」ことが分かります。

 

250時間以上(5.4%)や20時間未満(5.6%)という回答者も60~70名程度いるため、それぞれライフスタイルに合わせた時間数で働いている状況と推察できます。

☆あわせて読みたい

『フリーランス人材の悩みとは?業務委託の雇用形態とメリットデメリットを解説』

『【フリーランス入門ガイド】定義や個人事業主との違いとは?増えすぎた理由は?おすすめの仕事や獲得方法とは? 』

 

 

女性がフリーランスで働くメリット

女性フリーランス

 

令和3年に総務省が発表した「労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)」によると15~64歳の男性の就業者は3687万人、女性は2980万人という結果が出ています。男性は前年に比べて22万人の減少、女性は12万人も増加していますが、それでも雇用者の男女比は「5.5:4.5」と男性の方が1割程度多いことが分かります。

 

一方、「フリーランス白書2022」をもとに、フリーランス人材の特性を推察すると、平均的なフリーランス人材像が見えてきます。「年齢は40代前後、年収は300万円程度、週5日6時間程度働いている」といったタイプです。男女比がちょうど半々くらいなので、女性フリーランスでも同様の稼働状況の人が多いでしょう。

 

フリーランスという働き方を選ぶ女性が、男性と同程度存在するのには、フリーランスで働くことに「女性ならでは」のメリットがあるからかもしれません。女性がフリーランスとして働くメリットを見ていきましょう。

出典:総務省 労働力調査(基本集計)2021年(令和3年)

 

(1)ライフステージに併せて柔軟な働き方を実現

早急な少子化対策が求められる中、妊娠・出産を機に多くの女性がキャリア形成に問題を抱えています。また、日本の介護制度は十分とはいえず、身近な高齢者の介護のためにキャリア半ばで家庭に入るのも、男性より女性の方が多いことは明白な事実です。

 

こうした育児・介護の担い手となる女性は、一般的に20代・30代・40代の働き盛りでありながら、本人の働く意欲や家庭の経済状況と関係なく「働けない」状況に追い込まれるケースもあるでしょう。

 

フリーランスという働き方なら、職種によっては働く場所や時間を問いません。出産や育児、介護といったライフステージの岐路に立つ女性でも、自分のペースで柔軟な働き方が可能です。フリーランスという働き方が「抜本的な女性の雇用問題や少子化対策・介護問題の解決策になる」とまでは言い難いものの、多くの女性の社会進出や自己実現・キャリア形成につながるのは間違いないでしょう。

(2)事情やスキルに合わせてキャリアを選択可能

フリーランスとして働くということは、自分に仕事の選択肢があるということです。自分のスキルや稼働可能時間数・時間帯に合わせて仕事を選べます。

 

もちろん、駆け出しのころは、自分の都合を優先して仕事を探しても受注がむずかしかったり、案件単価が安かったりといった問題に直面するでしょう。しかし、フリーランスとしてキャリアを積めば、努力次第で理想的な案件や稼働時間、単価の仕事を受注できるようになる可能性が高いです。

 

また、育児や介護、体調不良などが理由で、一度キャリアをあきらめてしまった人でも、フリーランスとして少しずつでも仕事を増やしていければ、キャリア形成につながる場合もあります。都合に合わせて働き、理想のキャリアプランを叶えたいという女性には、もってこいの働き方といえるでしょう。

(3)人間関係の悩みが会社勤めより軽減

どのような職場・職種であっても、一番の悩みは人間関係によるものが多いでしょう。現在、職場でのさまざまなハラスメント行為が問題となり、改善の道を模索する企業が増えています。

 

しかし、特に女性の場合、女性特有のマウンティングや集団行動がストレスになっている人もいるはずです。また、育児や介護中の女性の場合、やむにやまれに事情があるにも関わらず、欠勤や早退が続くと職場で理解が得られず孤立するケースもあります。

 

フリーランスとして仕事をしていても完全に仕事上の人間関係のストレスがなくなることはありませんが、自分で労働時間やともに働く人・仕事自体を選択できます。会社勤めをしているときより人間関係の悩みはかなり軽減できるでしょう。

 

 

【体験談】女性フリーランスの実態アンケート

 

アンケートに答える女性


今回、フリーコンサルタント.jpでは、フリーランスとして働く女性の実態を知るべく、アンケートを行いました。貴重な体験談も交えながら紹介します。フリーランスという働き方を検討している女性には、非常に参考になるでしょう。

 

(1)フリーランスとして働きだしたきっかけ

フリーランスになったきっかけについては「夢をかなえるため」といった前向きな理由もありましたが「前職でのパワハラ」「人間関係のストレスや体調不良などをきっかけに働き方を変えた」という回答が多いのが印象的です。体験談を見ていきましょう。

■30歳/兵庫県/検査技師・画像編集

自分のプライベートや通院の時間がフルタイム勤務の時は全くとれず、通院もままならなかったため。家族の事情により、家にいる時間を増やすため。

■26歳/イギリス/イラストレーター・デザイナー

元々は会社員デザイナーとして働いていましたが、仕事自体にはやり甲斐を感じていたものの、労働環境や人間関係などの悩みが多く、好きな時間に好きな場所で働けるフリーランスという働き方が自分には合っているのではないかと思いました。また、海外に移住するという夢があり、自分のペースで仕事をしながら海外移住を果たそうと独立しました。

■45歳/東京/Webライター・ディレクター

子どもの不登校がきっかけです。不登校の原因とは別ですが、同時に発達障がいの可能性を指摘され、子どものケアや通院への付き添いに注力するために会社を辞めました。ちょうど、副業としてオファーをもらっていたプロジェクトがいくつかあったため、フリーランスとして活動していくことにしました。

■33歳/埼玉県/YouTube動画制作

愛犬との時間を作りたいと思ったことがきっかけです。以前は公務員として片道1時間かけて区役所に勤務していましたが、共働きのため、それだと愛犬に10時間以上留守番させることになります。愛犬が娘のような存在なので、犬を一人にしないため、犬との時間を作るために公務員を退職し、フリーランスとして働き始めました。

(2)フリーランスのメリット体験談

女性がフリーランスとして働くメリットは先ほどもお伝えしましたが、体験談を通すとより実感がわくものです。多くの女性フリーランスがメリット「やりがい」「通勤がない」「人間関係のフラットさ」「家庭を優先できる」などを上げました。「自分に足りないところがわかり、スキルアップにつながっている」という前向きな声も多かったです。

■28歳/京都府/司会業

好きな仕事を好きなだけできる。自由度が高く、プライベートも確保しやすい。労務的な知識もつくため、勉強ができる。何より今の自分にできることに精一杯取り組み、いきいきと生きられる。

■24歳/兵庫県/ライター・イベントディレクター

得意分野で目一杯活躍できるので、仕事でネガティブな気持ちにならない。また、会社員時代は拘束時間が長すぎて、自分がやってみたい仕事ができませんでしたが、空いた時間に興味があることにチャレンジできるのにもやりがいを感じています。

■26歳/兵庫県/イラストレーター・デザイナー

私は旅行が一番の趣味なのですが、休みの日程も自分で調整できるので、GWや年末年始など人の多い時期を避けて休暇を取り、ゆっくりと旅行できるのが大きなメリットです。

■38歳/東京都/司会・ナレーター・シンガー

自分で仕事を選べるのがメリットです。私は一番優先したい仕事が音楽関連の仕事なのですが、シンガーとして大きな仕事や大切な仕事があるときは、お金にとらわれず、他の仕事は断ってシンガー活動に注力しています。自分の信念や夢にフィットする働き方ができるのは「フリーランスだからこそ」だと思っています。また、司会やナレーター業でもいえることですが、間近で著名な方や憧れの方と接する機会があり、刺激的でとても勉強になります。

(3)フリーランスのデメリット体験談

フリーランスとして働くデメリットとして最も多く声が上がったのは「収入の不安定さ」です。他にはどのような事柄がデメリットとしてあがったのでしょうか?

■33歳/埼玉県/YouTube動画制作

確定申告や請求書作成などの事務処理を自分で行わないといけない。労働時間と報酬が見合わないことがあり、モチベーションや時間の管理など、自己管理能力が求められる。

■26歳/兵庫県/イラストレーター・デザイナー

福利厚生がなく保険等が実費になるなど、なにかとお金がかかります。在宅で働くとなると、その分光熱費もかかります。また、営業、経理等もこなさなくてはいけないこともデメリットです。会社員時代には困ったことがあれば相談できる同僚や先輩がいましたが、現在は気軽に仕事について相談できる相手がおらず、孤独を感じることもあります。

■45歳/東京都/Webライター・ディレクター

コロナ禍のあおりをかなり受けて売上・気分ともに落ち込んだ時期もありました。そんな時に確定申告や保険など面倒に感じて、正社員の職を探しましたが、年齢もハードルになるのか、なかなか見つかりません。フリーランスで仕事を続けることがキャリアの継続になると思っていたけれど、現実はなかなか難しいなと痛感しています。

■28歳/京都府/司会業

全て自己責任なので、トラブルやクレームに繋がったときは辛い。

(4)収入への満足度

「フリーランスとしての収入に満足していますか?」という質問に対してNO は70%、Yesが20%、「わからない」が10%でした。「わからない」とした理由としては「月によってムラがある(40代/編集)」という意見が大半でした。

 

Yesと答えた人の理由は「短時間好きなことで稼ぐ額としては非常に満足。やりがいもあるし夢も叶っている(30代/司会・ナレーター)」「時給換算すると高い(30代/画像編集)」など、業務に充てる時間やスキル・やりがいや報酬のバランスによるところが大きいのかもしれません。


年収に満足していない、という意見の中には「会社員時代よりかなり下がった(20代/企画マーケティング)」「仕事がない時もあるので不安が尽きない(20代/デザイナー)」といった声がありました。

(5)フリーランスへの満足度と今後

収入や福利厚生などの面でネガティブな声が上がったものの「フリーランスになってよかったと思いますか?」という質問には、90%がYES、10%が「わからない」と回答し、NOを選択した人は0人でした。

 

「今後もフリーランスとして働きたいと思いますか?」という意見にも、90%がYes、10%が「わからない」と答え、NOは一人もいないという結果になりました。収入や仕事量のムラといった懸念材料はあるものの、現在フリーランスとして活動する女性の多くが、フリーランスという働き方に一定の満足はしているといえるでしょう。

 

また、収入については、起業から2年以内の人より、それ以上長くフリーランス活動を続けている人の方が満足度が高い傾向でした。同時に「収入に満足している」と答えた人は、現在安定的に受注できているという特徴がありました。長期間、安定して仕事が獲得できれば、非常に満足度の高い働き方といえるでしょう。

(6)女性フリーランスが仕事を獲得している方法

本記事の後半でも、女性におすすめのフリーランス案件の獲得方法について触れていますが、アンケートでご回答いただいた仕事の獲得方法を一挙に紹介します。実践的なので参考になるでしょう。

■30歳/兵庫県/検査技師・画像編集

主に前職の職場から仕事を受注しています。案件単位での契約もありますが、時間契約で現場で検査技師として働くこともあります。

■45歳/東京都/Webライター・ディレクター

知人や知人からの紹介が多く、一つの案件が終わっても継続になったり、その案件で知り合った方から別の仕事に誘ってもらったりを繰り返しています。ただし、人脈だけに頼るのではなくマッチングプラットフォームにも登録し、そこで採用していただいた企業で長期間契約もしていただいています。

■24歳/兵庫県/ライティング・イベントディレクター

前職のつながりで声をかけていただいたり、クラウドソーシングサービスや、知人の紹介で仕事を得ています。

■28歳/京都府/司会業

飛び込み営業からの契約

■32歳/茨城/イラスト作成・ライター

スキマ時間を売り買いするプラットフォームやクラウドソーシングサービスを活用しています。また、一度仕事をさせていただいた相手とは、まめに連絡を取り、営業をかけることもあります。

■38歳/東京都/司会・ナレーター・シンガー

もともと知人からの声掛けがきっかけでフリーランス活動を始めたのですが、現在は登録しているイベント会社や司会・ナレーターのキャスティング会社から仕事を紹介してもらったりもしています。

■33歳/埼玉県/YouTube動画制作

クラウドソーシングサイトで見つけることが多いです。自分からも応募しますが、固定のクライアント様からクラウドソーシング上でお声がけいただくこともあります。

■26歳/イギリス/イラストレーター・デザイナー

現在は主にクラウドソーシングサイトやSNSを通じて受注しています。また、受賞したデザインコンペの主催者様から、継続でお仕事のご依頼もいただくこともあります。

 

 

資格・スキルなし・未経験の女性におすすめの仕事一覧

主婦

 

フリーランスに興味のある女性でも、チャレンジする前から「自分にフリーランスは無理」とあきらめてしまう人も少なくありません。社会に出て早々に家庭に入ってしまった女性や資格・スキルがないという女性でも始められる、未経験OKのフリーランスの仕事をいくつか紹介します。

 

(1)ブログ

日記や自分の趣味を発信するためにブログを運営している人もいるでしょう。現在ブロガーとして活躍する人の多くは、自分のブログに一工夫して報酬を得ています。方法としては、アフィリエイトと呼ばれる商品広告や、バナー広告を張る権利を得て、ブログからマネタイズさせるのが一般的で初心者でも挑戦しやすいでしょう。

 

ブログ内で発表する漫画やイラストから、大手メディアへの転載や新たな仕事の受注などに発展するケースもあります。同じように、ブログの内容や文章が認められてライターとしての仕事につなげる人やブログ読者を対象にしたサロンを作るといった収益方法もあります。

 


一部では、一時に比べ影響力が減少したと噂されるブログですが、現在もポートフォリオ代わりに使うフリーランス人材や、自社の仕事を発注できそうな人材を見つけるために日々チェックする企業もあります。そのため、フリーランス活動を始める人には、ブログ開設とSNSへの連動は鉄板だともいわれています。

(2)ライター

ライターは、フリーランスの代表的な職種の一つです。ブロガーとの違いは、ブロガーは自分のブログに自分なりの文章やイラスト・漫画を掲載するのが仕事ですが、ライターはクライアントの依頼を受けて、クライアントの指示の下で文章を執筆するのが仕事です。さまざまな専門職につく人が、副業として知識を活かした執筆活動で稼ぐケースもありますが、スキルなし・未経験でもOKといった案件も多く見かけます。

 

特に女性向けメディア、育児・介護のメディアといった媒体の多くは、常に新しいライターを探しているものです。読者と同じ女性だからこそ、女性としての生き方や悩み、子育て・介護の経験がスキルとして捉えられ、初心者でも採用されやすい傾向があります。

 

ただし、ライターの報酬は、当人の力量やスキルによって大きな差があるものです。執筆物を提供する媒体は、Webメディア・広告・出版物・雑誌・本と多岐に渡りますが、ライター本人のネームバリューや媒体の運営元によっても報酬が異なります。また、ライターの報酬の換算方法にも特徴があります。時給で報酬が決まる場合もありますが、プロジェクト単位や1文字単位で報酬が支払われるのが一般的です。未経験の場合は「1文字で0.3円~」といった案件もざらに見かけます。未経験からライターを目指している間は「仕事というより練習」という意識で取り組むのがおすすめです。

(3)電話応対

会社勤めや接客業の経験がある女性には、コールスタッフなど電話応対の仕事もおすすめです。コールスタッフと聞くと、営業電話を掛けたり苦情をうけたりといった仕事を思い浮かべがちですが、最近はインサイドセールススタッフとしての募集が目立ちます。資料請求手続きなどの顧客ケアや営業アシスタントとして営業人材との取り次ぎをメインにした電話応対の仕事も増えています

 

人によって向き不向きはありますが、リモートワークや1日1・2時間から始められるスキマ時間だけの稼働など融通が利くところがコールスタッフのメリットです。子育てや介護中の女性でも無理なく続けられるでしょう。未経験者でも割と高報酬が提供されていて、チャレンジしやすい職種でもあります。

(4)営業サポート

営業サポートという仕事の中には、前項で紹介したインサイドセールスもありますが、営業資料を作ったりミーティングのファシリテーター、メール対応といった仕事もあります。Microsoft officeソフトの中でもPowerPointの実務経験やビジネスマナーは必要とされるでしょう。しかし、特に尖ったスキルがなくても一定の社会人経験があればチャレンジでき、数をこなすごとに上達が期待できます。報酬も上がっていくでしょう。


報酬は、営業資料の作成の場合、成果物に対して「1枚当たりいくら」といった形で支払われることが多いですが、ミーティングのファシリテーションやメール対応には、時給で支払われるケースが一般的でしょう。

(5)バックオフィス

経理や人事・総務といったバックオフィスの一部をBPO、つまり外部委託する企業も増えています。先に紹介した「フリーランス白書2022」でも主要事業を「事務/バックオフィス系」「人事/人材系」と回答したフリーランスが全体の6%近いという結果が出ています。

 

こうした業務でも、一般的な社会人経験があれば、特に尖った資格やスキルがなくても案件を獲得できる可能性が高いです。WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft officeソフトの実務経験などがあるとなおよいでしょう。

 

報酬は成果物に対して支払われる場合もありますが、派遣社員のように時給制の場合もあります。地方に住んでいても都市部の大企業でのBPOを請け負うことも可能なため、キャリアアップにもつながるでしょう。

(6)家事代行

育児や介護、主婦としての経験が活かせるのが家事代行サービスです。掃除や洗濯など資格を問われない業務もあれば、ベビーシッターや調理など資格があると案件獲得に有利な業務もあります。

 

家事代行サービス企業に登録して、時給や案件単位で報酬を受け取るケースが、トラブルが少なくおすすめですが、クラウド上でスキマ時間を売り買いするマッチングプラットフォームに登録して、仕事を探す人もいます。

 

丁寧な仕事をしても「依頼者の価値観によって評価が異なるケースがある」という問題はありますが、高い評価を受けた場合、継続的に依頼を受けられたり、指名料が加算されたりすることもあります。社会人経験がない女性でもチャレンジしやすく、評価されやすい職として、現在注目を集めています。

 

 

資格・スキルあり・経験者ならチャレンジしやすいフリーランスの仕事一覧

 

現在の仕事や過去の実務経験を活かしてフリーランスになりたい女性もいるでしょう。勤め先では、さほど高い評価を受けられなかった人やブランクがある人でもフリーランスなら、よい案件にめぐり合うチャンスがあります。資格やスキル、経験がある人はチャレンジしやすく、成功をつかみやすいフリーランスの仕事を紹介します。

 

(1)編集

企業での編集やライター経験がある人がフリーランスの編集者として独立するケースは大変多いです。ライターやブロガーなどと同じくパソコンさえあれば完結する編集の仕事ですが、正確な日本語や各媒体のレギュレーションの把握など、実務経験がある人は引く手あまたな状況です。仕事を獲得しやすいようにSNSなどでポートフォリオを公開するのがおすすめです。

 

企画から参画する案件もあるのでマーケティング・企画などの部署経験が役に立つこともあります。稼働時間についてはミーティングなどが多い時期はあるものの基本的に自由というのも、育児や介護、何らかの事情によって休養中の女性でも取り組みやすいでしょう。

 


報酬は、時給換算の媒体や企業もありますが、クラウド上のマッチングプラットフォームなどでは、企画1件や文字数によって支払われるケースが多いです。

(2)デザイナー

デザイナーは、フリーランスのクリエイティブ職の代表的な職種です。デザイナーの分野は多岐にわたりますが、以前は紙媒体やグラフィックデザイナー、服飾系、プロダクト系のデザインを請け負うフリーランスデザイナーが多い傾向でした。しかし、こうしたデザイナー職は激務であることが多く、結婚を機に職を離れる女性は少なくありません。

 

一方、最近のフリーランス業界の主流として、Webデザイナー、ゲームデザイナー、UI/UXデザイナーといったITに特化したデザイナーの活躍が目覚ましいです。スクールで学んだり実績があるデザイナーは、IT系デザイナーとしてフリーランス活動を始めるのに追い風がふいている状況です。

 


特に、さまざまなサイトやアプリをカスタマビリティを念頭にデザインするUI/UXデザイナーは注目を集めています。今後もフリーランスのUI/UXデザイナーは需要が高い状況が続くとみられ、コーダーやWebデザイナーなどから転向する人材も増えるとみられています。

(3)エンジニア

エンジニアも、フリーランスという働き方にとても親和性の高い職業です。フリーランスのエンジニア向けの案件は、プロジェクト現場での常駐が求められるケースもありますが、在宅型も多いです。 フリーランスエンジニア向けの案件には、プロジェクト全体を通して業務にあたるものもあれば、特定の部分の業務を切り出して参画できる案件もあります。

 


プロジェクトへの貢献度や成果によって報酬が決定する場合もあり、長時間稼働できない人でも、大きな報酬を稼ぎ出すチャンスがあるでしょう。案件の内容や契約形態を選べるなど自由度が高く、女性でもキャリアを途切れさせることなく続けやすい仕事の一つでしょう。

(4)コーダー・プログラマー

コーダー・プログラマーはエンジニアに似たイメージがある職業ですが、WebページのコーディングをするIT人材をコーダーと呼ぶことが多いです。対してプログラマーは、プログラミング言語と呼ばれる言語を用いて、エンジニアが設計したシステムをプログラミングするのが仕事です。

 


コーダーとプログラマーは、仕事の幅はエンジニアに比べるとと限定的ですが、案件の量が多いので積み上げられれば、それなりの収入が見込めます。また、プロジェクトの進捗状況にもよりますが、期間内に仕事を完了させられれば、稼働時間については割と自由が利くので、事情があって家庭に入った女性でも続けやすい職種です。

(5)コンサルタント

近年、フリーランスのコンサルタントを求める企業が急増しています。要因として「多くのコンサルタントを束ねるSIerやコンサルティングファームなどでも専門分野に特化したコンサルタントの育成に苦労しているから」だといわれています。

 

特に、IT系プロジェクトのPMOコンサルタント、SAPコンサルタント、ITコンサルタントなどは常に募集がある状況です。フリーランスとしては初心者でもコンサルタントとしての実績があれば、報酬が高額でチャレンジングな案件に参画できるチャンスがあります。


プロジェクトへの関わり方や工程、勤務形態などは案件によってばらつきがあるので一概にはいえませんが、スポットコンサルタントを求める企業も多いです。こうした案件は、稼働時間の設定や作業する場所など、コンサルタント自身に決定権がある場合が多く、フルタイムで働けない事情がある女性にもトライしやすいフリーランス職といえるでしょう。

(6)マーケター

マーケティング・分析・企画といった部署で勤務経験がある人からの知見を欲する企業は多いです。現在特に需要が高いのはWeマーケターです。SEOマーケター、SNSマーケター、など、得意分野によって参画すべき職種は異なりますが「広告に強い」「実績がある」という女性はぜひチャレンジしてみましょう

 

また、フリーランス向けの人材募集広告には、データの抽出やマーケティング資料作成といったクラウド上で完結する仕事もかなりあるので、仕事とプライベートの両立を図りたい女性にもおすすめです。報酬は案件やプロジェクトごとに支払われることが多く、時給に換算すると高単価な案件が多いです。

 

 

 

女性がフリーランスの仕事を獲得する方法

女性マッチングエージェント

 

フリーランスにとって「仕事を獲得する方法」が、最も重要かつ頭を悩ませる事柄でしょう。事情があって会社を辞めてフリーランスになる女性にとっては、高い壁のように感じられるかもしれません。女性だからこそ使えるフリーランスとして仕事を獲得する方法を紹介します。

 

(1)知人経由で受注

フリーランス白書2022によると、仕事の獲得先経路の1位が「人脈(32.9%)」、2位が「過去・現在の取引先(30.9%)」です。つまり、もともと知人や友人、長期間の契約で仕事を得ている人が全体の6割を超えているということです。営業などの新規開拓に注力することも大事ですが、すでにある人脈を大事にすることも同じくらい重要なのです。

 

一概にはいえませんが「女性の多くは男性よりコミュニケーション能力に長けている」「一度聞いた話は忘れない」などといわれています。友人や過去の取引先、先輩など周囲に「フリーランスになりたい」「仕事を探している」といったことを伝えておけば、意外なところから仕事を紹介してもらえる可能性が高いです。

 

また、自分がフリーランスとして活動したい業種に関するセミナーや交流会に顔を出したり、とりあえず副業として始めてみたりして、つながり作りに励むのもおすすめです。

(2)フリーランス人材と仕事のマッチングプラットフォーム

多くのフリーランス人材がスタートアップ時期は、オンライン上のお仕事紹介プラットフォームで案件を受注しています。初心者OKとする案件が多く、ほとんどは、ライティングやコンサルティング・マーケター・営業アシスタントなどオンラインで完結する仕事です。「女性限定」とする仕事も多いので登録だけでも済ませておきましょう。

 

報酬の支払い形態は、時間数単位やプロジェクト単位、文字単位など、業種や案件によって異なります。初めは、フリーランス初心者や未経験者向けの簡単な案件に応募するのがおすすめです。応募と納品を繰り返すと評価が上がり、仕事のオファーが増えてくるでしょう。

 

また、時間単位で仕事を獲得するプラットフォームも増えています。いずれも、ポートフォリオやプロフィールでクライアントの興味を引くような工夫が必要です。こうしたプラットフォームは、利用手数料もそれなりにかかりますが、セルフブランディングを明確にし、実績が蓄積されると報酬単価が大きく跳ね上がる可能性があります。

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(3)女性専用のエージェントを活用

フリーランスとしては未経験者や初心者でも、実績と技術があるフリーランス人材は、フリーランス向けのお仕事サイトを活用するのがおすすめです。 特に女性フリーランス向けのサービスなどには、ぜひ登録しましょう。

 

女性向けのフリーランス向けマッチングエージェントでは、時間や場所にとらわれない働き方と女性の社会進出を応援するといったミッションを掲げています。働く時間や場所などに制約がある女性であっても一歩が踏み出しやすいでしょう。

 

一般的にユーザーが多いエージェントとして「Waris」や「ママワークス」などが知られています。Warisはプロ人材の副業向け案件などの扱いが多く、ママワークスの方がフリーランス初心者や育児・介護中など労働時間に制限がある人でも挑戦しやすい案件が多い傾向です。

参照:Waris
参照:ママワークス

 

女性がフリーランスで活躍するためのポイント


自由なイメージが多いフリーランスですが、継続的に案件を獲得し仕事を続けていくためには、注意すべきこともあります。女性が継続的にフリータンスとして活躍していくためのポイントを紹介します。

 

(1)納期を厳守

当たり前のことのように聞こえますが、フリーランスは受注した仕事の成果はもちろん、納期を死守する姿勢が求められます。特に、初心者のうちは肝に銘じて仕事に取り組みましょう。

 

資格やスキル・実績が伴う、ベテランフリーランスでも納期を守れない人は契約を継続してもらえないことがあります。初心者でも仕事に真摯に取り組み、納期をしっかり守る人は重宝されます

 

育児や介護、体調不良などが理由で会社を辞め、フリーランスになった女性の場合、やむにやまれぬ理由で納期が守れないこともあるでしょう。なるべく早く発注元に相談するのが鉄則です。

 

また、連絡や相談のレスポンスがまばらだと、社会人としてのマナーにかけていると誤解されることがあります。まめな返信ができなくなりそうな場合、返信に熟考が必要な場合などは「連絡へのお礼」と「後程改めて返信する」旨を送って、一両日中に改めて返信するのがよいでしょう。チャットツールの場合も同じですが、取り急ぎ「連絡内容を読んだ」と先方に伝わるようにリアクションボタンだけでも押しておきましょう。

(2)ポートフォーリオ・SNSアカウントの作成

女性に限ったことではないのですが、営業活動を苦手とする人や営業活動に充てる時間がないという人もいるでしょう。何度も営業活動を繰り返さなくても案件の応募から選考までスムーズに進むよう、ポートフォリオを作成し、まめに更新しましょう。


更新したときに営業先への連絡代わりになるSNSも開設しておくのがおすすめです。日々の業務や成果物についての投稿が、人柄や仕事の成果の裏付けにもつながります。

(3)自己管理を徹底

フリーランスに大切なのは「自分自身が資本」という意識です。自己管理では「プライベートと仕事の時間配分を見直す」「やりたくないこと・面倒なことを先送りしない」「用事ややらなくてはならないことを毎日書き出す」などを実践しましょう。体調管理では「睡眠時間の確保」「規則正しい生活」「栄養バランス」「適度な運動」なども大切です。こうした日々の積み重ねで、健康状態が維持できます。

 

掃除や洗濯といった一見仕事とは関係がない家事も、生活や心の安定、健康には重要です。自己管理・体調管理がおろそかだと、体調不良で仕事に穴をあけてしまったり、ストレスを感じやすくなったりします

 

特に家族がいる女性は「家や家族の世話は完璧でも、自分のケアは二の次」という人が少なくありません。「しかるべき時は医療機関を受診する」「疲れたら休む」など自分のケアにも励みましょう

 

 

女性がフリーランスになるのに必要な準備

 

会社を辞めて自分で仕事を見つけることができれば、フリーランスになれると思われがちですが、実際にはいくつか乗り越えるべき壁、やっておかなければならない手続きが存在します。特に女性の場合は、気を配るべき事柄が多いかもしれません。女性がフリーランスになるのに必要な準備をいくつか解説します。

 

(1)家族の理解を得る

女性がフリーランスとして仕事をすると決めた場合、家族の理解を得ることが鉄則です。家庭によって「仕事をしてほしくない家族」「会社を辞めてほしくない家族」など考え方に違いはあるものの、女性の働き方には、本人の意思より家族の事情が優先されがちだからこそです。どうしてフリーランスとして活動したいのか、キャリアプランはあるのか、家族から得たい協力についても話し合いましょう

 

また、会社員からフリーランスになると保険や年金の問題に直面します。独立当初から国民健康保険組合と国民年金に加入する人もいますが、家庭の事情が理由で会社を辞める場合、夫や父親など家計の主となる稼ぎ手の保険に扶養として入るのが早道です。その場合、老後の資金の問題や、今後いくらくらいまで年収を伸ばすつもりなのか、などは話し合っておきましょう。

 

時間や場所に自由が利くフリーランスとはいえ、プロフェッショナルとして仕事を引き受けたなら、納期までに成果を上げる意識が必要です。フリーランスとして働く女性が家庭にいるからといって「いつでも家族の都合に合わせて動ける」と思われないよう、しっかりすり合わせておきましょう

(2)開業届を出す

個人事業主になるには、税務署への開業届の提出が必須です。開業届は「個人事業の開業・廃業等届出書」が正式名称です。事業開始日から1ヶ月以内の提出が原則ですが、もし忘れてしまったり諸事情により提出が遅れたりしても特に罰則はありません。

 

開業届の申請には下記が必要です。加えて、使用したい屋号も考えておくとよいでしょう。

・個人事業の開業届出・廃業届出書(税務署で入手できます)
・印鑑
・個人番号が分かるもの
・本人確認書類

また、開業届の他にも、確定申告時に青色申告をするのであれば「青色申告承認申請書」が必要です。新規開業の場合は、事業開始日から2ヶ月以内に提出する必要があります。青色申告にすると、手間は増えますが、最大65万円の特別控除や事業にかかる費用を経費として申告できるなど節税効果があります。家計にとっても大きな効果があるので、主な家計の稼ぎ手ではなくても青色申告にしておくのがベターかもしれません。

 

青色申告承認申請には下記が必要です。すべて税務署で入手できます。白色申告であれば、こうした手間は不要です。

・青色申告承認申請書
・所得税・消費税の納税地の変更に関する届出書
・青色専従者給与に関する届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書

(3)育児や介護で利用できる行政サービスを確認

子どもの保育園や介護を受ける高齢者のサービスの中には、フリーランスとして働いている実績を証明しないと引き続きサービスを受けられないケースがあります。自治体によって取り決めに差があり、手続きに必要な書類や稼働時間数などにも違いがあるので、現在会社員の人は会社を辞める前に一度自治体の窓口に確認をしましょう

 

反対に、今仕事をしていないけど今後フリーランスとして活動したいという人は、働きだしたら使えるサービスがないか、確認しましょう。育児の場合は自治体の保育課、介護の場合は地域包括支援センターなどが窓口です。一時預かりや施設利用回数を増やすなどのサービスが受けられる可能性があります。

 

家庭の収入が増減することで、翌年行政サービスへの利用料が変わることも考えられます。こうした情報も併せて確認しましょう。

 

 

一歩上をいくフリーランスデビューがしたいなら

女性フリーランスコミュニティ

 

フリーランス活動を始めるのは簡単ですが、法人化を目指していたり、華々しく活躍したりしたいという人は、それなりの準備が必要です。独立直後からハイクラスなフリーランス人材として活躍するために知っておきたい、フリーランスデビューの方法を紹介します。

 

(1)ハイクラス人材向けのスクールに通うのもおすすめ

フリーランス活動の主事業としたい職種のセミナーやスクールに通うことは、前の項でもおすすめしましたが、さらに「女性起業家」「年収1000万」を目指す人にターゲットを絞った上流人材向けのスクールも受講を検討しましょう。


女性や社会的な成功を目指す個人事業主とのつながり作りができます。また、こうしたコミュニティ-は広報活動にも力を入れているケースが多く、取材につながったり事業の宣伝につながったりすることもあるでしょう。

(2)資金を貯蓄しコンテストに応募

フリーランスとして活動するにあたり、資金が必要なビジネスの場合は、起業前にしっかり貯蓄に励みましょう。職種によっては開業にさほど費用がかかりませんが、フリーランスを本業として独立開業するなら、毎月安定した収入が得られる保証はありません。しばらく仕事が少ない可能性もあるため、半年分くらいの生活資金は貯めておきたいところです。

 

また、貯金をしながら、開業助成金や補助金で利用できそうなものはないか、調査を始めましょう。こうした助成金は、独立のための資本がいくらあるかも審査要件です。しっかり独立資金を貯めている人は、計画性と経営者感覚があると評価され、独立する側に有利な条件の助成金の審査に通りやすい側面があります。

 

さらに、女性起業家向けのビジネスコンテストなどに応募してみるのもよいでしょう。ターゲットが女性のみに絞られているため、確率も上がります。「女性ならでは」の視点にそったビジネスの方が選ばれやすい傾向があるでしょう。

 

 

フリーランスという働き方は女性の活躍を後押しする効果も

女性フリーランス いきいき

 

地域にもよりますが、日本国内では人材不足が叫ばれており「近い将来、深刻な状況に直面する」といわれています。国や企業も他人事ではいられないでしょう。長年育児や介護の担い手とされてきた女性を家庭に押し込めたことが「人材不足や人材育成の厳しさといった問題の一因である」という声もあります。ライフステージによって、勤めが難しくなった女性がフリーランスとして社会参加することは、本人だけなく社会にとってもメリットがあるのです。

 

以前は「フリーランスには資格やスキル・実績がある人しかできない働き方」とみられていましたが、インターネットの発展によりクラウド上で完結する業務であれば、どこにいても誰でも活躍できる時代になりました。働き方や時間の使い方に疑問や不満がある女性は、ぜひ前向きにフリーランスという働き方を検討してみましょう。

 

(株式会社みらいワークス FreeConsultant.jp編集部)

 

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